胸に抱えきれない気持ちを、
便箋にそっと綴ってみませんか。
手紙を書くということ
SNSやメッセージアプリなら、気軽にすぐ言葉を届けられます。でも手紙は、相手の顔を思い浮かべながら、自分の心と向き合いながら、一文字ずつ綴る時間があります。その“ゆっくりさ”が、今の私たちには案外ちょうどいいのかもしれません。
誰かに伝えたいことがあるときだけでなく、気持ちを整理したいとき、言葉にできない思いを抱えたときにも。手紙を書くことで、自分の心の輪郭が少し見えてくることもあります。
手紙を届けたい相手を決めてみる
かと言って特に手紙を出す相手が思いつかない…。そんな方は、「自分へ」もしくは「どこかの誰かへ」、手紙を出してみませんか。
このページでは、「未来の自分へ」「どこかの誰かへ」手紙を出せるサービスをそれぞれ紹介します。
未来の自分へ手紙を出す
誰かに自分の気持ちを届けるのは少し気恥ずかしい日も。そんなときは“未来の自分へ”手紙を送ってみるのはいかがでしょうか。自分宛だからこそ書き出せる本音もあると思います。未来の自分を思い描きながら、今の自分と向き合い言葉を綴るのも良いかもしれません。
📌タイムカプセル郵便 みらいぽすと
手紙を預かって未来の指定した日に届くよう発送してくれるサービスです。はがきや手紙だけでなく、タイムカプセルを預かってくれるコースもあります。タイムカプセルサービスは団体のみの受付も多いですが、みらいぽすとは個人でも受け付けてもらえます。
<料金>
はがきコース:5年まで 1,000円 10年まで 1,500円
手紙コース:5年まで 1,500円 10年まで 2,000円
タイムカプセル(小)コース:5年まで 3,500円 10年まで 4,000円
<特徴>
・保管期間内であればお届け日を自由に指定可能
・指定できるのは10年後まで
・長期運営実績のあるNPO法人のため、倒産リスクが低い
・引っ越し等でお届け先変更のある場合はメールで変更可能
お値段も良心的で、NPO法人が運営しているのも安心です。未来の自分へ手紙だけ送りたい方はみらいぽすとがおすすめです。
📌郵便手紙キット(株式会社タイムカプセル)
こちらもみらいぽすと同様、手紙を預かって未来の指定した日に届くよう発送してくれるサービスです。専用封筒と取扱説明書(預り証)、返送用レターパックがセットになった「郵便手紙キット」を購入するシステムです。
<料金>
個人向けキット:5,800円(カプセル2個入)
コンパクトセット:2,800円
段ボールパック:18,500円
<特徴>
・保管期間内であればお届け日を自由に指定可能
・原則15年後まで指定可能。15年を超える保管も可能だが、別途保管料が発生する
・お届け先変更はHPまたは電話で対応可能
・個人向けは手紙のみのコースはなく、価格は少し高め。一番ミニマムなコースがコンパクトセットで、ヤマト運輸の「宅急便コンパクト」の段ボールを使用するタイプ
個人向けキット(カプセル2個入)を購入して、それぞれ5年後、10年後の自分へカプセルを作成してみるのも面白いかもしれませんね。
📌TOMOSHIBI LETTER
一年後の未来へ手紙が送れるサービスで、原則投函した日から1年後に届きます。専用のレターセットを購入するシステムです。シーン毎にレターセットが用意されています。専用の封筒だけでなく、自分のことを考えるきっかけづくりとなるアイテムや、手紙を書く際のお供のドリンクパック(お茶かコーヒー)などもセットになっています。
<料金>
各レターセット 3,080円
– 少し立ち止まって、自分の気持ちを整えたいあなたへ
– やりたいことを、探しているあなたへ
– 誕生日や記念日など、特別な日を迎えるあなたへ
– 夢に向かって、進むあなたへ
– 心動いた、忘れたくない出来事があったあなたへ
<特徴>
・原則1年後に届く(記念日や誕生日などで11か月後、1年3か月後などを指定したい場合は対応可能。3年後、5年後など1年後から大きくずれる日付の指定は不可)
・お届け先変更は不可。利用時に1年後届かなかった場合の連絡先登録フォームがあるため、届かなかった場合には登録した連絡先に連絡が来る
・専用レターセットはオンラインで購入できるが、蔵前にある直営店「自由丁」「封灯」でも購入可能
手紙のみの1年保管で3,080円はやや高いようにも思えますが、シーン毎に専用のレターセットがあるので、何を書けばいいか迷う方には良いかもしれません。レターセットもおしゃれで洗練されており、「自分と向き合う時間」にはぴったりです。
「おうちで保管」もアリ
未来の自分宛の手紙に1000円以上もかけるのは…という方や、引っ越しが多く宛先変更を忘れそう…という方へは、ご自宅での保管をご提案します。お金がかからないからこそ、何通でも書き放題です。〇歳の自分宛てや3年後、5年後、10年後それぞれの自分宛てなど、自分の将来の姿を想像しながら色んな年代の自分へ手紙を書いてみるのも良いかもしれません。
お気に入りのクッキー缶をタイムカプセルにしても良いし、大事にしているオルゴール箱に手紙と宝物を詰めても良いですね。手帳を新調したタイミングで1年後の自分へ手紙を書いて常に手帳に挟んでおき、1年後その手帳を使い切ったときに手紙を開封する、なんていう使い方も素敵です。
見知らぬ誰かへ手紙を出す
顔も名前も知らない、見知らぬ誰かへ手紙を出してみませんか。名前も知らない誰かに言葉を託すと、思いがけないあたたかさが返ってくることがあります。直接の返事がなくても、「誰かの目に触れるかもしれない」というだけで心が少し軽くなることもあるかもしれません。
✉りぷ文通(女性限定)
匿名で利用可能な女性限定の文通サービスです。届け方に色々な種類があるため、自分に合った使い方ができます。
<料金>
お試し3か月コース:2,480円(月額827円)
3か月コース:3,980円(月額1,327円)
6か月コース:6,980円(月額1,163円)
<特徴>
・一度に何通送っても追加料金なし
・手紙、イラスト、写真を交換可能
・女性限定サービス
・1か月後の自分宛に送ることも可能
特定の文通相手と匿名で交流することもできますし、ランダムで誰かに届けてくれるサービスもあります。1か月後の自分宛に送ることもできるので、自分の好みに合わせて活用できそうです。
文通友達を作るには、以下3つの方法がありそうです。
①文通相手を探して送る
→年齢やキーワード検索などで自分に合いそうな相手を探して手紙を送る
②「誰かに届けたい便」で手紙を送る
→ランダムで初めての相手に届く
③誰かから手紙が届くのを待つ
✉文通村~ふみびとの絆~
王道の匿名手紙交換サービスです。会員数も3,000人近くおり、メディアでもたびたび紹介されています。年代が幅広いのが特徴です。
<料金>
お試しコース(初回限定)
– 3か月お試し:2,310円(税込)
– 6か月お試し:4,620円(税込)
通常会員
– 3か月コース:3,200円(税込)
– 6か月コース:5,280円(税込)
<特徴>
・一度に何通送っても追加料金なし
・月2回会報が届く
利用人数も多く、こちらの意欲次第で多くの人と交流ができます。登録者は女性が多いですが、男性もいます。年齢層が幅広いので、同年代の友達を探すも良いですし、離れた年代の方のお話を聞いてみるのも新たな学びがあって良いかもしれませんね。
文通友達を作るには、以下3通りの方法がありそうです。
①文通相手を探して送る
→会報や村人検索などで自分に合いそうな相手を探して手紙を送る
②「風船便」機能でランダムで誰かに手紙を出す
③誰かから手紙が来るのを待つ
→入会時に会報に文通相手募集欄に自己紹介文が掲載されます
✉Postcrossing(ポストクロッシング)
世界中の誰かとポストカードを送りあうプロジェクトです。登録するとランダムに相手の住所が割り当てられ、自分も誰かからカードを受け取れます。どんな国の人から届くか分からないワクワクと、手書きの言葉の温かさが魅力です。
<料金>
会員登録や年会費等は無料
ポストカード代と切手代のみ
<特徴>
・登録会員は209か国、80万人以上
・送る相手や届く相手は自分で選べない
・一度交流した相手とは希望次第で文通することも可能
英語が苦手な方にとってはハードルが高く感じるかもしれませんが、手紙なので時間はたくさんあります。調べながらゆっくり書けばいいし、翻訳ツールを使っても。定型文でも良いです。ポストカードを選ぶ時間も貴重なひとときになります。一枚のポストカードを通じて世界の誰かと繋がれると思うと、ワクワクしませんか?
✉漂流郵便局(香川県・粟島)
いつかのどこかのだれか宛にはがきを出すことができます。プロジェクト型アート作品のため、返事は返ってきません。誰にも届かないはずの手紙が、この場所にそっと保管され、訪れた人が自由に読むことができます。もう会えない人へ、まだ見ぬ誰かへ。“届けられない想い”を綴って送ってみるのも良いかもしれません。
<料金>
サービス利用料金などは無料
はがき代と切手代のみ
<特徴>
・送った手紙は漂流郵便局内に留め置かれ、訪れた人が閲覧可能
・自身宛の手紙は漂流郵便局員に申し出れば持ち帰り可能
・漂流郵便局にて誰かの手紙を読むこともできる(入館料500円)
誰かに言えなかった言葉を、そっと手放したいときには漂流郵便局を思い出してみてください。行かなくても、実際にはがきを出さなくても、そういった存在があることを知っているだけで少し救われる気がします。「いつかの自分宛」に手紙を出して、いつか自分で訪れて持ち帰る、というのも良いかもしれません。
心が弾む手紙アイテム
手紙を書く時間を、もっと特別にしてくれるアイテムたちを紹介します。お気に入りのレターセットや切手を選ぶのも気分が上がりますし、受け取る相手の好みなどを考えながら選ぶのも楽しいですね。
🔖レターセット
🔖切手
生き物からお花から絵画デザインまで、日本郵便では幅広いデザインの切手が発売されています。きっとお気に入りが見つかるはず。
👉公式サイトはこちら
公式オンラインショップのご当地フレーム切手のページでは、動物やアニメキャラクターなどもいるので、眺めているだけでも楽しいですよ。
👉公式オンラインショップ
🔖シーリングワックス・文具雑貨
- WOODPEPE
👉公式サイトはこちら
アイテムの種類も多く、セットもあるのでシーリングワックスを始めてみたい人にぴったり - TOUCH & FLOW
👉公式サイトはこちら
せっかくなので筆記具にも凝ってみるのはどうでしょう。万年筆が素敵です
書く時間を丁寧に過ごすと、手紙は“誰かに送るもの”から“自分を満たす時間”にも変わります。
まとめ
手紙は、誰かとつながるための一番やさしい方法かもしれません。返事がなくても、届くかどうかわからなくても、言葉を外に出すことで心が少し軽くなる瞬間があります。
名前も顔も知らない誰かや、未来の自分に。ほんの数行だけでも、手紙を書いてみる。その静かな時間が、きっとあなたの日常を少しだけごきげんにしてくれます。


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